自律神経を整えるために

自律神経を整えるためには、以下のことが必要です。

太陽の動きに合わせた生活

人間は長い間太陽の動きに合わせて生活をしてきました。
そのため、交感神経、副交感神経にはそれぞれ得意に働ける時間帯があります。
太陽が出ている間（早朝〜夕方）に活動をしてきたため
交感神経が優位に働きます。
逆に太陽が沈んでいる間（夕方〜早朝）に休息、栄養補給をしてきたため
副交感神経が優位に働きます。
太陽の動きに合わせた生活をすることは、自律神経を整えるためにはとっても大切です。
太陽の動きに合わせて生活するためには、夜は決まった時間に寝て
朝は決まった時間に起きることが必要です。


朝陽を浴びること

朝起きて、太陽の光を浴びると、副交感神経優位から交感神経優位に
変わるスイッチ入れることができます。朝陽を浴びて１４時間後にメラトニンという睡眠のホルモンが分泌されることも分かっており夕方に交感神経優位の状態から副交感神経優位の状態への移行を助けます。


朝食を摂ること

夜、寝ている間には食事をすることができないので、肝臓に蓄えられたグリコーゲンからぶどう糖を作り血糖が低下しないように機能しています。肝臓に蓄えられるグリコーゲンは６〜８時間分ぐらいなので朝には、蓄えが底をつき、血糖値が低い状態になっています。
脳はぶどう糖だけをエネルギー源として活動しているので、低血糖状態では機能が低下してしまいます。
脳を正しく機能させ、自律神経を正常化するためには、朝食を摂って血糖値を上げることが必要です。
朝の時間帯は消化機能の働きが悪いので、たんぱく質は控え目、糖質は多めにする方が良いです。


昼間は外出して、交感神経を優位にする

昼間は外出して、体と頭を使い交感神経を優位にすることが大切です。
適度なストレスを受けることが大切です。
昼間に交感神経を優位にしないと、夕方〜寝る時間までに副交感神経優位の状態への
移行がスムーズに行われないことがあります。


夕方に帰宅すること

帰宅することは、交感神経優位の状態から副交感神経優位の状態への移行を助けます。
帰宅せず、仕事をしたり遊んだりしていると交感神経優位の状態が長く続いてしまいます。


夕食〜就寝まで、リラックスすること

帰宅した後は、夕食を摂ることが大切です。夕食を摂ることで
胃腸が動き副交感神経優位に導いてくれます。
夕方は副交感神経が優位になってくるので栄養吸収率が高まります。
たんぱく質多め、糖質は控え目の食事が良いです。
パソコン、ゲームなどの脳を興奮させるものはできるだけ避けてリラックスして過ごすことが大切です。本を読むことやお風呂に入ることは副交感神経を優位にするので
良いと思います。


夜１１時〜３時までには寝ていること

体を修復するためのホルモンである成長ホルモンは夜１１時〜３時の間に多く分泌されます。その間、起きていると体の修復が滞ってしまいます。自律神経は乱れてしまいます。
夜１１時から３時までは熟睡することが大切です。